研究課題
基盤研究(C)
本研究では、図像、造形物および言語によって表出される「聖なるものの顕現(ヒエロファニー)」の過程を分析し、図像や造形物、言葉が異次元間を結ぶメディア(媒体)という機能のほか、聖を創造、開示する働きも有する事態を考察した。具体的には神託、夢、幻視に関する文書と画像資料、および儀礼文書の解読をとおして、不可視・不在なるものの現前化の仕組み、聖化の働きを解明した。これにより、宗教と表象造形に関する研究に新たな視点を取り込むことができた。
宗教学