研究課題
基盤研究(C)
19世紀の日本におけるカトリシズムに基づく教育事業はフランス系修道会の影響下のもとに進められてきたことが知られているが、フランスからの直接の働きかけだけでなく、すでに行われていたアジア各地での教育・福祉の実践を経て、日本での教育事業にかかわったケースが少なくない。本研究では、自然災害や戦争などによって失われた日本におけるフランス系修道会の教育に関する各種資料を、フランス本国やアジア各地の古文書館等との連携によって調査収集し、一部をデータベース化することにより、日本におけるキリスト教女子教育を包括的に研究する土台を構築すると共に、国際共同研究歴史の新たな側面を明らかにする可能性を開いた。
宗教学