ドイツ語論文『ルカーチvs.アドルノ論争への寄与』の前半部分が2016年国際ルカーチ協会年報に『アドルノの「強制された批判」とその背景』として発表され、後半部分は2017年同年報に『背反と可能な収斂の地平』として発表される予定である。これの日本語版に相当する論説については、出版が確約しているものの、その時期が未定である。 ハーバーマス、ホネット等によっておもに担わされてきた近年のドイツ「フランクフルト学派」批判理論の東アジアへの展開として、韓国・ソウル大学招待講演「現代日本の状況」(2015年)に続いて、数年内には中国・北京大学での講演「日本における社会・文化理論の検証」を予定している。
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