• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2016 年度 研究成果報告書

アジア的観点から見た〈国史学〉の比較思想史的研究―仏教文物の位置づけを鍵として―

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 25370097
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 思想史
研究機関佛教大学

研究代表者

佐藤 文子  佛教大学, 歴史学部, 非常勤講師 (80411122)

研究協力者 池 美玲  韓国芸術綜合大学, 講師
手島 崇裕  韓国慶煕大学校, 助教授
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワード史学史 / 日本特殊論 / 日本固有論 / 黒板勝美 / 古代像 / 人文学史 / 国史 / 教科書
研究成果の概要

日本での歴史編纂は模倣によってはじまり、長い間漢学的フォーマットの影響下にあった。そこに変革をおこしたのは明治維新であり、日清戦争の戦勝を契機としてさらに価値観が変化した。大東亜共栄圏という構想が出現するのと連動して、日本には中華の影響がなかったという思想が普及し、近代の日本特殊論が成立する。
終戦後、日本に対して中華の影響がないとする思想は修正を迫られ、両者の関係について再評価がなされた。近代日本が創り出した古代像を変更しないために、隋唐を強大な大帝国と評価するようになった。この学説は1970年代半ば以降教科書に採用され、いま現在の日本史分野に定着したと考えられる。

自由記述の分野

思想史

URL: 

公開日: 2018-03-22  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi