6月に両班合同の全体会議をメールを利用して実施した。 沖縄班は、夏期に沖縄本島及び周辺離島の祭祀芸能のフィールドワークを数か所実施するとともに、それらの場で歌われる民謡旋律の系統比較研究を昨年度に引き続き継続した。また、これまで行ってきた臼太鼓旋律と琉球古典音楽旋律の系統・対応関係の研究を進めた。北部島嶼班は、8~9月に奄美諸島のフィールドワークを行い従来未収集だった音源・映像資料の補充を行った。 両班ともに10月以降は、沖縄本島臼太鼓旋律と奄美八月踊り系芸能の旋律との系統関係についての分析作業を行った(H28年度中に成果発表予定)。さらに種子島・屋久島、トカラ列島、三島村の民謡旋律と、沖縄本島、奄美諸島民謡旋律との比較系統関係を分析するための民謡データベースの充実を図った。 2月には両班合同の全体メール会議を開き、これまでの3年間の作業の進行状況と達成度を確認し、成果発表についての打合せを行った。
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