研究課題/領域番号 |
25370131
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
宇佐美 文理 京都大学, 文学研究科, 教授 (70232808)
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研究分担者 |
杉浦 和子 京都大学, 文学研究科, 教授 (50155115)
木津 祐子 京都大学, 文学研究科, 教授 (90242990)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 地図 / 山水画 / 中国 |
研究実績の概要 |
代表者宇佐美は、前年度に引き続いて地図山水画史の研究を進め、その成果の一端を岩波新書『中国絵画入門』の中に記述した。分担者田中と木津は、京都大学蔵の北京内城図の研究を進め、その成果を『京都大学文学部研究紀要』54号に「京都大学蔵『北京内城図(八旗方位図)』(仮称)に示される満洲・蒙古・漢軍の関連施設とその時代背景」として発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
理論研究、地図研究ともに、着実に研究は進められており、その一部が公表されるなど、研究はおおむね順調に進んでいるものと判断される。
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今後の研究の推進方策 |
最終年度であるので、地図山水画史の構想をまとめた上で、美術史側からの意見をきくために「中国美術研究会」(おもに美術史研究者で構成)において研究発表を行った後、論文としてまとめることとする。さらに、前年来研究を続けている「山西辺垣布陣図」と、昨年度新たに研究を始めた「北京内城図」の研究を更に進めるため、関係する地図を所蔵する台北故宮博物院ならびにバチカン図書館への調査を行う予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
予定していた海外調査が、諸般の理由によって行えなかったため。
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次年度使用額の使用計画 |
研究計画にも記したように、関連する地図に関する海外調査を行う。
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