研究課題/領域番号 |
25370190
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 京都産業大学 |
研究代表者 |
鈴木 雅恵 京都産業大学, 外国語学部, 教授 (70268291)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 比較演劇 / シェイクスピア / 沖縄演劇 / 乙姫劇団 / 夏の夜の夢 / アジア |
研究概要 |
本テーマの主要主論文の作成のために、6月にロンドン大学ロイヤルホロウェイ校にて、Annual Reviewを受け、主として「琉球歌劇・真夏の夜の夢」の英訳台本について報告し、Dr. David Wiles およびDr.Mathew Cohenの指導を受けた。7月には、国際演劇学会バルセロナ大会にて、本テーマと関連した研究発表、"The Transformation of Puck"をおこなった。10月には、乙姫劇団の後身である「劇団うない」のハワイ公演に同行して密着取材をおこない、ハワイ大学にて研究発表“The Fantasy Plays of Otohime and Unai: A Midsummer Night's Dream”をおこなった。また、沖縄で3回取材し、琉球歌劇関係者へのインタビューのほか、「琉球歌劇・真夏の夜の夢」の舞台となった「西森の社」の場所を特定し、研究論文ための写真撮影などをおこなった。 このほか、中国など、アジア圏のシェイクスピアの受容の取材を進め、また、羽衣国際大学日本文化研究所主催の「能マクベス」の翻訳の修正をおこない、また、「能オセロ」・プロジェクトに参加し、舞台化に立ち会った。さらに、3月27日には、アメリカの中国演劇の研究会であるCHINOPEREL にて研究発表"The Duality of Okinawan Theatre: Facing 'China' and 'Japan'をおこない、またその日のうちにAssociation of Asian Studies フィラデルフィア大会にてパネル"Noh Use:Mideaval Dance Drama in Japan" のdiscussantをおこない、日本の伝統演劇と西洋演劇の交流に対する意見を交換し、本テーマの解釈の幅を広げた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
学会発表と現地取材は予定通り行ったが、7月の発表を論文化して英国に提出する予定でいたところ、琉球語の聞き取りや共通語訳、シェイクスピア能の翻訳修正などに思わぬ時間を費やすことになり、年内に提出することができなくなったり、国際学会のセミナーのための回覧論文が期日に間に合わなくなるなど、論文、印刷物としての成果発表のための時間配分がうまくいかなかった。
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今後の研究の推進方策 |
論文の遅れを5月初めまでに取り戻し、5月末にロンドン大学ロイヤルホロウェイ校の指導教官を訪れ、論文の進行状況に対する審査を受ける。また、台湾のアジアシェイクスピア学会で、ロイヤルホロウェイ出身者のワークショップに参加する。 6月に日本演劇学会大会にて、研究協力者の大嶺かよ氏、与那覇晶子氏とともに沖縄演劇についてのパネルを組み、また、同じメンバーで、7月末に英国のWarwick大学で行われる国際演劇学会にて研究発表をする。 英国及び沖縄でのさらなる取材と論文中間発表を経て、2015年には論文を完成させ、英国に提出する。
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