本プロジェクトでは、オリジナル資料保存のためのデジタル化として、撮影監督宮川一夫の撮影台本から、書き込みやカット尻フィルム片の貼り込みがある撮影台本のデジタル化を行った。デジタル化の前に、リスト化、資料状態の調査、対象資料のデジタル化にかかわる著作権の調査、デジタル化の手法調査、資料保存方法の調査を行った。 最終的にデジタル化を行った撮影台本は、書き込みのある台本では60冊、カット尻のフィルム片の張り込みが或る台本は19冊である。フィルム片については、1片ずつデジタル化を行った。本プロジェクトはフィルム片貼り込みの撮影台本を本格的にデジタル化した先駆的な事例と言える。
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