研究課題/領域番号 |
25370194
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研究機関 | 大阪芸術大学 |
研究代表者 |
原 一男 大阪芸術大学, 芸術学部, 教授 (40388393)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 映画制作 / 映像表現 |
研究実績の概要 |
撮影記録内容 ①大阪泉南アスベスト国賠訴訟は1陣2陣ともに最高裁まで進み、その判決が平成26年12月25日に出されることとなった。最終的な審判を待つ原告団、弁護団、支援者達の切なる想い、また最高裁で門前払いにあった二人の原告南和子、岡田陽子の葛藤。 ②ついにむかえた最高裁判決の碑、結集する人々にもたらされたのは悲願の勝利判決。あしかけ10年間に及ぶ長い闘いの末にやっと救済の手が差し伸べられる事となった。厚生労働大臣が面会を許可、数人の原告が上京して直接現状を訴える機会を得た。 ③さらに現地に来てほしいという要請に応えて厚労大臣が泉南の原告宅を謝罪に訪れるにいたり、原告団は初めてこの裁判を闘い抜き勝利判決を勝ち取った喜びを実感することができた。賠償金も共に闘った原告団の全員にそれ相当に配分されという当初の取り決めが実行され、一任された弁護団に対する厚い信頼の証となった。 以上、泉南アスベスト国賠訴訟を闘う原告団、弁護団、勝たせる会(支援者)に密着取材、撮影をすすめてきた。 同時に編集作業にも取り組み、次年度の早い時期に完成をめざしている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究の目的は達成されているが、撮影対象の裁判そのものが長引いてしまったため、撮影期間が延長された。それにともなって編集作業も続行されて、次年度に完成されることとなった。
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今後の研究の推進方策 |
現在編集作業の真っ最中で、平成27年9月の完成を予定。完成試写会を大阪、東京で行ったうえで、全国上映の計画を検討している。
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次年度使用額が生じた理由 |
撮影対象の泉南アスベスト国賠訴訟が最高裁の判決を待って撮影期間が延長されたため、仕上げが次年度に繰り越され、その費用が次年度に繰り越されました。
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次年度使用額の使用計画 |
本年度9月までに完成させて、完成試写会を東京大阪で行った後、全国展開していくよていです。編集仕上げ費に主に充当されます。
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