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2015 年度 実績報告書

倉敷市蔵「薄田泣菫文庫」の調査及び関連書誌の作成と分析

研究課題

研究課題/領域番号 25370227
研究機関東京成徳大学

研究代表者

庄司 達也  東京成徳大学, 人文学部, 教授 (60275998)

研究分担者 片山 宏行  青山学院大学, 文学部, 教授 (60233756)
掛野 剛史  埼玉学園大学, 人間学部, 准教授 (00453465)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード日本文学 / ジャーナリズム / 詩歌 / 読者 / メディア / 書簡 / 地域 / 文学者
研究実績の概要

本年度は、本研究課題の最終年度として、これまでの研究活動の総括を行った。これまでにも倉敷市(産業局文化振興課)、薄田泣菫顕彰会、就実大学吉備地方文化研究所の3つの組織と緊密なる連携をはかり、倉敷市が所蔵する「倉敷市薄田泣菫文庫」に収められている薄田泣菫宛書簡について、翻刻と分析、整理を行ってきたが、これを継続し相応の成果を得た。また、研究成果の公開ということを目論み、倉敷市が刊行してきた『倉敷市蔵 薄田泣菫宛書簡集 作家篇』(2014年3月)、『同 詩歌人篇』(2015ね3月)への協力を行ってきたが、本年度末に刊行された『同 文化人篇』の編集にも関わった。
薄田泣菫は、詩人、ジャーナリスト、随筆家として明治、大正、昭和の3代にわたって活躍した人物であるが、その業績の全体像を把握するには、本研究課題の構成員に近い、或いは異なった研究領域を対象とするさまざまな研究者の協力も必要であると考えてきた。本年度は、このような観点から、恵泉女学園大学の篠崎美生子教授が代表を務める「20世紀中国表象研究会」と合同でシンポジウムを開催した。本研究課題からは研究代表者の庄司達也がパネラーとなり、薄田泣菫と深い関わりを有する芥川龍之介と大阪毎日新聞に関する報告を行った。このシンポジウムは、他の報告者に北京科技大学助教授の王書イ氏を迎え、司会は北京外国語大学教授の秦剛氏に依頼し、国外からの研究者を含む多くの参加者を得た。
なお、本年3月に倉敷市が『倉敷市蔵 薄田泣菫宛書簡集 文化人篇』の刊行を報道機関に報告する会見を開いたが、本研究課題からは庄司、掛野剛史の2名が参加し本プロジェクトの研究上の意義と収録書簡についての説明を行った。その様子は、地元紙の『山陽新聞』をはじめとした『毎日新聞』、『産経新聞』などの新聞紙面、地元のケーブルテレビや民報のニュース番組で紹介された。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2016 2015

すべて 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] 大阪毎日新聞社社員としての芥川龍之介2015

    • 著者名/発表者名
      庄司達也
    • 学会等名
      20世紀「中国」表象研究会・「薄田泣菫文庫」調査研究会
    • 発表場所
      江戸東京博物館
    • 年月日
      2015-08-30
  • [図書] 倉敷市蔵 薄田泣菫宛書簡集 文化人篇2016

    • 著者名/発表者名
      倉敷市編著(庄司達也、片山宏行、掛野剛史、他)
    • 総ページ数
      250
    • 出版者
      八木書店 古書出版部

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公開日: 2017-01-06  

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