研究課題/領域番号 |
25370257
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研究機関 | 大阪府立大学工業高等専門学校 |
研究代表者 |
湯城 吉信 大阪府立大学工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (90230614)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 中井蕉園 / 加藤景範 / 懐徳堂 / 紀行文 / 江戸城 / 伊勢参り / 吉野 |
研究実績の概要 |
中井蕉園『騮碧嚢』の旅の後半部分を論考に著した(雑誌の発行日が遅れ、刊行は平成27年度になる)。
また、加藤景範『関東紀行』、『西遊紀行』の翻刻を作成し、内容について注を作成し、ほぼ完成できた。特に、江戸時代の江戸城の様子について調査を行い、景範がどのように江戸城の見学をできたのか調べた。
加藤景範『伊勢路の記』については現地調査を行い、その足跡を確認した(写真撮影済み)。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
中井蕉園『騮碧嚢』についてはその内容を分析する論文を完成させることができた。また、『伊勢路の記』については調査旅行を行い、現地の様子を確認し、写真の撮影も済ませることができた。
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今後の研究の推進方策 |
現地調査については、『関東紀行』についてまだ十分に行えていないので、調査旅行を行いたい。 また、平成27年度は最終年度になるので、これまでの成果を論考としてまとめ、それらを発表する。具体的には、加藤景範『関東紀行』『西遊紀行』『伊勢路の記』の翻刻を完成し、注釈をつける。可能であれば、中井蕉園『騮碧嚢』で行ったように、論文にまとめたい。
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次年度使用額が生じた理由 |
『竹里君関東紀行』についての調査旅行などの日程調整がつかず、次年度に持ち越すことになった。
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次年度使用額の使用計画 |
理由で述べた『竹里君関東紀行』についての調査旅行などを行い、また研究成果の公表に努める。
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