研究課題
基盤研究(C)
「江戸期の漢文遊記の研究―懐徳堂を中心に」に引き続き、江戸時代の大坂人の旅行記を調査した。まず、吉野行の旅行記として、中井蕉園『りゅう碧嚢』と三村崑山『芳山遊草』を紹介した。また、多くの旅行記を残している加藤景範の著作の中から、東と西の旅を伺うことのできる『関東紀行』と『西遊紀行』を紹介した。共に、翻刻、注釈という基礎作業を行った上で、現地調査を行い、その成果を公表した。
日中思想史