モダニズム期に世界同時多発的・爆発的に、「弦楽四重奏」のイメージを様々に浮かび上がらせる文学作品が登場しているという事実に注目し、「20世紀半ばのカルテット的世界観の分析」を展開した。これは、前研究課題「モダニスト四重奏文学の共時的分析」からの発展であり、また、次の研究課題「古代・ルネサンス期の宇宙観とモダニズム期四重奏文学開花との関係性の分析」の土台となる研究である。 具体的成果としては、本研究課題に取り組んでいる期間中、毎年、海外での査読付論文や研究書の章の出版、あるいは、海外の国際学会での発表を行った。
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