| 研究課題/領域番号 |
25370285
|
|---|
| 研究機関 | 広島大学 |
|---|
研究代表者 |
今林 修 広島大学, 文学研究科, 教授 (90278987)
|
|---|
| 研究分担者 |
水野 和穂 広島修道大学, 人文学部, 教授 (30229702)
福元 広二 広島修道大学, 商学部, 教授 (60273877)
島 美由紀 (西尾美由紀) 近畿大学, 工学部, 講師 (50549524)
永崎 研宣 一般財団法人人文情報学研究所, 人文情報学研究部門, 主席研究員 (30343429)
|
|---|
| 研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
| キーワード | TEI / シェイクスピア / ジョンソン / ディケンズ / 電子テクストの決定版 |
|---|
| 研究実績の概要 |
本研究の目的は、TEIのガイドラインに沿って、今日までの文献学で培われてきた学際的蓄積を加味しながら、英文学における電子テクストの学術決定版(Digital Definitive Scholarly Texts of English Literature(DDSTEL))を作成することである。
当初は、William Shakespeare (1564-1616)のHamlet (1600-01)、Samuel Johnson (1709-84)のLives of the Most Eminent English Poets (1779-81)、Charles Dickens (1812-70)のDavid Copperfield (1849-50)とGreat Expectations (1860-61)の四作品のDDSTELをTEIのガイドラインに沿ってTEI xml editor Oxygenを使って作成する予定だったが、本研究が大規模なDigital Text Archive構築の礎となる基礎研究であることを鑑み、精緻で、かつ研究者の要請に応じれるDefinitive Scholarly Texts of English Literatureのモデルを作成することが肝要であるとの合意に至り、ShakespeareのMacbethのF1 (1623)、JohnsonのThe Letters of Samuel Johnson (1782-84)、DickensのOliver Twistの週刊分冊 (1837-39)とGreat Expectationの週刊分冊(1860-61)をTEIのガイドラインに準拠し、文献学で培われて学際的蓄積を加味しながら作成し、今後の大規模な英文学におけるDTA構築のためのデジタル化作業の礎を築くことができた。
本研究で培ったTEIのガイドラインに沿った世界的水準の電子テクスト作成のプロセスと技術により、英文学における大規模なDTAの構築が実現できる目処が立ったことは、英文学研究に留まらず、英語学や英語史の研究分野にも大変意義があると思われる。
|
