研究課題
基盤研究(C)
本研究は、長い18世紀における女性の放蕩にかかわる言説の生産、流通、受容の過程を明らかにすることで、女性リバタインが共感に基づく親密圏を形成する可能性とその問題を明らかにした。そして、そのような親密圏の形成・変遷が、公共圏や私的空間の変容におよぼす影響についても、性的言説に限定せず、文学作品、定期刊行物、政治パンフレット等の言説を対象として、あわせて検証した。
人文学