本研究では、書物史、特に書物受容の歴史に注目しながら近世英文学、17世紀英国書物にアプローチすることを試みた。日本国内での先駆的な研究となることを念頭に海外の研究者の協力を得ながら4年間にわたる研究を展開した。 2016年10月に行った研究成果公開事業「17世紀の書物と読書」は成功裏に終了し、国際的な研究交流が実現された。この事業には、研究者のみならず学生や一般の書物愛好家が訪れて展示物(おもに近世の英国、日本の書籍・出版物)について意見交換を行うことができ、広く社会に成果を公開し、社会への還元が実現された。
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