研究課題
基盤研究(C)
本研究では、シェイクスピア作品のポピュラー・カルチャーにおける受容と消費の在り方について、マンガ、アニメ、映画、インターネット上のサイトやゲームでの言及について包括的な調査とその分析を行った。シェイクスピア作品が、作品の原形をとどめる形で消費されるのではなく、むしろ断片化され、受容者の知識(時には無知)を利用する形で「シェイクスピア」が言及・利用される実態を明らかにした。本研究は、アメリカ、イタリア、フィリピンなど海外の研究者と連携をしながら行ったが、国際的な比較を通して共通点も明らかになったが、日本のポピュラーメディアにおけるシェイクスピア消費の特異性が明らかになった。
英文学