本事業では人間が自然を制御すること、および人間文明が自然を汚染することを総合的にとらえる観点から、自然と人間の関係が文学においていかに表象されているかを考察した。これにより自然と人間の持続可能な関係を探り、ひいては持続発展教育のための教材作成に生かそうとした。研究成果としてWilliam FaulknerとRobert Penn Warren、またFaulknerとZora Neale Hurstonに関する論考が海外大学出版局からの共著書として刊行(後者は刊行予定)された。またDon DeLilloと大江健三郎の核表象を論じた研究発表を国内外で実施、成果は論文にまとめ現在投稿中である。
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