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2015 年度 研究成果報告書

情動と技術の人間学的考察(ドイツ文学の場合)

研究課題

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研究課題/領域番号 25370340
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 ヨーロッパ文学
研究機関東京大学

研究代表者

大宮 勘一郎  東京大学, 人文社会系研究科, 教授 (40233267)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワードドイツ文学 / 思想史
研究成果の概要

本研究においては、情動の歴史的変容過程を、ドイツ文学を事例として考察した。とりわけ、メディア技術が情動の変容にいかなる作用を及ぼしたかに研究の力点を置いた。1800年前後の「感情」の奔出には書字メディアの役割が、1900年前後の「気分」のた方向的な迸出には、写真、映画、グラモフォン、タイプライターなどの音声映像技術メディアの役割が大きい。「感情」は個人の内面の形成要因として、「個性」や「主体」を生み出したが、「気分」は個性をむしろ解体する作用として見出された。2000年前後を画期とするデジタル・メディアの時代においては、情動の非持続性への着目が認められる。

自由記述の分野

ドイツ文学

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公開日: 2017-05-10  

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