研究課題
基盤研究(C)
ジャン・パウル、ハインリヒ・フォン・クライスト、E・T・Aホフマンのテクストにおけるドッペルゲンガー=モチーフを分析することによって、a)このモチーフが、プラウトス以来の伝統的な取り違え劇を継承したものではなかったこと、b)死と復活という神話的なモチーフが、内面化し、反省的な自我イメージになったこと、c)この内面化の過程は、同時代の観念論、ロマン主義美学とならんで、生理学の発展にともなう身体観の変化に連動していることを明らかにした。
ドイツ文学