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2016 年度 研究成果報告書

エリアス・カネッティ――作品と思想の変遷

研究課題

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研究課題/領域番号 25370375
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 ヨーロッパ文学
研究機関日本大学

研究代表者

須藤 温子 (香田温子)  日本大学, 芸術学部, 准教授 (70531888)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワードエリアス・カネッティ / ヴェーザ・カネッティ / 亡命 / 遺稿 / ユダヤ人 / 思想 / ドイツ語 / 表象
研究成果の概要

本研究は、ノーベル文学賞受賞作家エリアス・カネッティの文学作品と思想を文学形式、権力論、人物描写の変遷からとらえなおし、これらの変遷と作家本人のユダヤ人としてのアイデンティティの関係を明らかにした。チューリヒ中央図書館にて遺稿・蔵書調査、娘のヨハンナ・カネッティとのインタビューを行い、①カネッティが伝統的な文学ジャンル「キャラクター」を念頭に膨大な人物描写を残した作家であったこと②亡命を余儀なくされたにもかかわらず、オーストリアの戦後の文化政策ではオーストリア作家として高い評価を受けたこと③コスモポリタンを自認し、ナショナリズムに否定的な態度が作品・思想全体に反映されていることを明らかにした。

自由記述の分野

ドイツ語圏文学・文化

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公開日: 2018-03-22  

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