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2015 年度 研究成果報告書

俗語版『秘中の秘』の伝播の研究―西欧中世における養生術の系譜

研究課題

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研究課題/領域番号 25370379
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 ヨーロッパ文学
研究機関早稲田大学

研究代表者

瀬戸 直彦  早稲田大学, 文学学術院, 教授 (30206643)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード写本 / 養生術 / オック語 / 古フランス語 / ウスタシュ・デシャン / 王者の鑑
研究成果の概要

『秘中の秘』という,9世紀ペルシアの「王者の鑑」につき,そのラテン語版2種類,中世オック語版,中世フランス語版をそのほかのロマンス語ないし英語版と比較することにより,とくにその養生術の部分に注目して検討を加えた。オック語版を中心にしてまず,12-15世紀における根強い女性嫌厭思想をその「シュナミティスム」にかかわる部分より指摘した。また中世フランス語版における10に上るヴァージョンのうちの9-10番目にあたる写本について調査した。
そして,従来は『秘中の秘』につながるものとは認識されてこなかったウスタシュ・デシャンの一作品が,その養生術の部分を引き継ぎ集大成したものであると結論づけた。

自由記述の分野

中世フランス文学

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公開日: 2017-05-10  

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