この研究では、初期キリル文字を含む2つのフォントの作成を最終年度までにすべて終了した。また他の開発者によるGNU Free Fontについて、そのライセンスおよび収録する文字が本研究の目的と合致することが確認された。これらにより本研究の目的である、古ロシア語で用いられるキリル文字を含むフリーライセンスの、ウェブフォントを作成することができたと考えている。 またこれらのフォントが完成したことで、これまで作成に協力してきたコンコーダンスについても、Unicodeに合致した形で利用可能になった。実際8つの年代記についてUnicodeへの対応の作業をして、上記フォントと併せてウェブ上で公開している。
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