研究課題/領域番号 |
25370404
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研究機関 | 盛岡大学 |
研究代表者 |
矢田 尚子 盛岡大学, 文学部, 准教授 (10451494)
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研究分担者 |
大野 圭介 富山大学, 人文学部, 教授 (30293278)
谷口 洋 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (40278437)
石川 三佐男 秋田大学, 教育文化学部, 教授 (70222974) [辞退]
田宮 昌子 宮崎公立大学, 人文学部, 准教授 (70316199)
矢羽野 隆男 四天王寺大学, 人文社会学部, 教授 (80248046)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 蘆野東山『楚辞評園』 / 亀井昭陽『楚辞玦』 / 亀井昭陽『楚辞纂説』 / 北越董鴎洲『王註楚辞翼』 / 西村天囚『屈原賦説』 |
研究実績の概要 |
平成27年度7月25日から29日にかけて、中国江蘇省淮安市で開催された2015年中国淮陰屈原及楚辞学国際学術研討会・中国屈原学会第十五回年会に、矢田・大野・谷口が参加した。矢田・大野・谷口・田宮・矢羽野と研究協力者の前川正名・野田雄史・荒木雪葉の連名で学会に提出した論文「日本江戸、明治時期的楚辞学」を矢田が紹介し、本研究の概要を説明した。また、矢田は「関于芦東山《楚辞評園》」、大野は「関于大阪大学懐徳堂文庫蔵本《王注楚辞翼》及其作者」、谷口は「西村時彦《楚辞纂説》」と題する口頭発表をそれぞれ行った。なお、学会には不参加だったが、矢羽野・前川が「関于西村天囚《屈原賦説》的研究情況簡介」と題する論文を、野田が「日本江戸期九州島学者対楚辞的態度」と題する論文を提出し、いずれも学会予稿集に掲載された。 10月には國學院大學渋谷キャンパスにおいて、平成27年度第1回例会を開いた。矢田・大野・谷口・田宮・矢羽野・野田・荒木が参加し、各自の作業進捗状況を報告するとともに、研究成果公開の方法などについて話し合った。 平成28年3月にはIBU四天王寺大学あべのハルカスサテライトキャンパスにおいて、平成27年度第2回例会を開いた。矢田・大野・谷口・田宮・矢羽野・荒木が参加し、各自の作業進捗状況について報告し、次年度の研究計画および研究成果公開の時期と方法について話し合った。また、例会後には各グループの作業中に明らかとなった問題点などを持ち寄り、議論を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究計画は、第1段階「資料の文字起こしと電子テキスト化作業」・第2段階「資料の解読と内容の精査」・第3段階「資料を用いた考察」の三段階に分けて進められており、平成27年度後半と28年度がそのうちの第3段階にあてられている。年度末3月の例会において、各メンバーの進捗状況を確認したところ、一部メンバーが第1、第2段階に時間をとられ、第3段階に進めていないことが明らかとなった。したがって、計画の進捗状況はやや遅れていると言わざるを得ない。
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今後の研究の推進方策 |
平成28年9月にメンバー全員で合宿を行い、各自の研究内容の報告と、それをふまえての議論の場を設ける。また、10月の例会では研究成果公開の方法について詳細を話し合い、決定する。3月には全体の研究発表会と研究の総括を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
平成27年8月に中国で行われた2015年楚辞国際学術研討会曁中国屈原学会第16届年会に出席する予定だった研究分担者および研究協力者が、都合により出席できなくなったことから、旅費等による使用額が当初の予定よりも少なかったため。
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次年度使用額の使用計画 |
平成28年9月に、研究分担者・協力者全員が出席する予定の合宿をすることになっており、その際の旅費等にあてる予定である。
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