研究課題
基盤研究(C)
本研究は、「満洲国」成立以前の中国東北地方の文芸状況を知ることで、「満洲国」成立以後の当地の文化の変容、あるいは連続を知ろうとすることを目的としている。そのため、当時東北の新文学を牽引したと評価されている新聞を主として考察を進めた。考察の対象とした新聞は当地で最も早く創刊された中国語新聞であるといわれる『遠東報』及び半年後に創刊された『盛京時報』(共に1906年創刊)をはじめとし、『哈爾濱時報』『泰東時報』、『国際協報』などである。
中国近現代文学