• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2013 年度 実施状況報告書

中国における音楽物語伝承研究ー『太平広記』を題材として

研究課題

研究課題/領域番号 25370409
研究種目

基盤研究(C)

研究機関天理大学

研究代表者

中 純子  天理大学, 国際学部, 教授 (00248189)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード音楽物語 / 太平広記
研究概要

中国の音楽物語の宝庫のひとつといえる『太平広記』の楽部(巻203~205)について、静嘉堂文庫・東洋文庫の資料を使って版本調査を行った。その結果、底本としては、張国風会校の『太平広記会校』(北京燕山出版社 2011年)を使用するが、随時談愷本と許自昌本を参照することとした。
巻203の訳注を月に一度の検討会において討論して作成し、その成果を天理大学中国文化研究会の編纂する『中国文化研究』30号(2013年3月)に「『太平広記』楽部訳注稿」として連携研究者の弘岡香織氏との連名で掲載した。
さらに中は2013年10月5日天理大学公開講座で「唐代音楽物語」と題して、『太平広記』の音楽物語を中心に、唐代の音楽に関連する物語の伝承や特徴などについて、一般に向けて講演した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

『太平広記』楽部の訳注作成は、底本の選定などに時間を要し、訳注作成が少し遅れているが、ほぼ予定通りに進んでいる。

今後の研究の推進方策

『太平広記』巻203の続きの部分の訳注を作成し、巻204に進む予定である。また日本の音楽物語研究の中心のひとつ上野学園の日本音楽史研究所の研究会にも参加して、日本の音楽物語研究の手法を参照し、中国の音楽物語研究との相違などを把握していき、学会誌に投稿する予定である。

次年度の研究費の使用計画

予定していた書籍の発行が遅延したため購入できなかったことで、前倒し分が一部使用できなかった。
予定していた書籍が発行されしだい、その購入費に充当する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 『太平広記』楽部訳注稿2013

    • 著者名/発表者名
      中 純子・弘岡香織
    • 雑誌名

      中国文化研究

      巻: 30 ページ: 36~55

URL: 

公開日: 2015-05-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi