研究課題
基盤研究(C)
本研究は、古代漢語の史的変遷過程にみられる語彙の複音節化現象を研究対象としたものであり、次の成果を得た。①複音節語が単音節語と共存しつつも、次第に数量的・機能的に勢力を拡大していく過程の一端を明らかにし、②類義並列構造の複音節(二音節)動詞や複音節疑問数詞の具体的な生成メカニズムを明らかにし、③現代漢語の「V給」構造やパラウク・ワ語の複音節形式についても分析を進め、古代漢語の複音節形式と比較対照し得る環境を整えた。
言語学