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2014 年度 実施状況報告書

中国語学用語の調査研究と標準化

研究課題

研究課題/領域番号 25370474
研究機関京都大学

研究代表者

平田 昌司  京都大学, 文学研究科, 教授 (50150321)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワード中国語
研究実績の概要

日本で用いられている中国語学の専門用語、歴史的研究をすすめるための基本的文献資料を前年度にリストアップした結果にもとづき、それらの正確な定義づけ、日・中・英語の対照表を作るための研究を進めた。
作業には国内各地の研究協力者の参加を得ており、今年度は全4回(6月22日東京、8月4日東京、9月28日東京、1月11日京都)の研究打合せを開催し、前年度に選定した中国語学の専門用語や文献資料名について、正確な解説を作成するための用語の定義づけ調査を継続した。その際、全体の項目の解説を統一するために必要な意見交換をおこなうとともに、第一次案では欠けており新たに補うべき項目の調査をおこなった。特に、20世紀以降の中国語研究を理解するために基礎的研究文献リストとして、広く参考に資することが可能な書物を選定すべきだという研究協力者の意見に従い、一覧表を作成した。
本研究の推進にあたって、協力者として中国語の音声学・音韻論、現代語文法、歴史文法、文字学、中国の伝統的言語学、社会言語学、その他関連分野などの研究者から熱心な支援と詳しい助言を得ている。また2015年1月には、中国の中国語学界で中心的地位を占める劉丹青教授が同志社大学の招聘により来日されたのに合わせて本事業の研究会を京都市内で開催し、国際的な学界情報の交換に努めた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

国内の研究協力者の支援を得て事業を推進しているが、最終段階でとりまとめにあたる代表者本人が2014年4月から所属大学での部局内の管理運営業務の一部を分担することとなったため、統括・最終チェックの作業が遅延ぎみである。

今後の研究の推進方策

従来の方針に大きな問題はないので、今後も既定の方針にのっとって調査研究に取り組む。
代表者の所属大学での業務による影響については、できる限り影響が小さくなるよう努力するとともに、研究協力者から一部の支援を得ることも視野に置いて検討する。

次年度使用額が生じた理由

アルバイトの雇用経費を節約した結果、人件費・謝金について余剰が生じた。

次年度使用額の使用計画

平成27年度には報告書を作成するため、その製作に必要な経費として使用する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] 語言制度与漢語史2014

    • 著者名/発表者名
      平田昌司
    • 学会等名
      文史研究院小型学術研究会(91)
    • 発表場所
      復旦大学文史研究院
    • 年月日
      2014-11-24
    • 招待講演
  • [図書] 学問のかたち2014

    • 著者名/発表者名
      小南一郎編
    • 総ページ数
      360(うちpp.307-338を担当)
    • 出版者
      汲古書院

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公開日: 2016-05-27  

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