研究課題/領域番号 |
25370474
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
平田 昌司 京都大学, 文学研究科, 教授 (50150321)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 中国語学 / 学術用語 |
研究実績の概要 |
日本で用いられている中国語学用語の専門用語、歴史的研究をすすめるための基本的文献資料を初年度以来リストアップした結果にもとづき、それらの正確な定義づけ、日・中・英の対照表を作るための研究を継続した。作業には国内各地の研究協力者の参加を得ており、今年度は全3回(4月26日東京・7月26日東京・9月27日東京)の研究打合せを開催し、すでに選定した中国語学の専門用語や文献資料名について、正確な解説を作成するための用語の定義づけ調査を継続した。各分野の進行状況は下記のとおりである。 現代語文法:研究協力者の支援を得て、ほぼ90%程度の作業を完了した。一部の項目については検討を継続中である。 音声学・音韻論:ほぼ完了したが、研究協力者との意見調整が続いている。 文字学・伝統的中国言語学・歴史的研究:対象となる文献が多岐にわたるため、進行が遅れている。この分野に関しては、学界に新しく紹介された重要な文献資料もあり、影印版等も利用しながら作業を続ける。 社会言語学:当初からやや手薄な部分であった。補強に向けて努力したい。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
平成26年度から研究科の副研究科長となって大学管理業務が増加していたが、さらに予期できない事情によって前文学研究科長が大学理事・副学長となったのにともない、平成27年11月から補欠の研究科長となり、大学管理業務のエフォート率がさらに高くなった。
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今後の研究の推進方策 |
比較的順調にすすんでいる現代語文法の成果から用語を抽出し、対照表の完成に向けた作業をおこなう。その他の分野に関しては、研究協力者の参加を得て、できるだけすみやかに研究を終えたい。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究科長としての業務が多忙で、最終とりまとめに割く時間が充分にとれなかった。
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次年度使用額の使用計画 |
研究打合せ・報告書の作成により、全額を使用する計画をたてている。
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