| 研究課題/領域番号 |
25370485
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| 研究機関 | 大分大学 |
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研究代表者 |
田畑 千秋 大分大学, 教育福祉科学部, 教授 (60264321)
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| 研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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| キーワード | 沖縄諸方言 / 類型学研究会 / 本土在住沖縄諸方言保持者 / 那覇市 / 名護市 / 久米島町 |
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| 研究実績の概要 |
【研究会】2014年4月、研究代表者田畑千秋と研究協力者松本泰丈、金子光茂は同志社大学でおこなわれた類型学研究会に出席し、「バンドゥ諸語における名詞クラスと文法研究」（発表者：大阪大学米田信子氏）に関し、言語類型学研究者たちと意見を交換、研鑽を積んだ。2014年7月研究代表者田畑、研究協力者松本、金子は同志社大学でおこなわれた類型学研究会に出席し、「日本語起源論のために」（発表者：京都大学木田章義氏）に関し、言語類型学研究者たちと意見を交換、研鑽を積んだ。2015年1月研究代表者田畑と研究協力者松本、金子は、専修大学でおこなわれた類型学研究会に出席、「北西カフカース諸語の文法構造について」（発表者：名古屋大学：柳沢民雄氏）に関し、言語類型学研究者たちと意見を交換、研鑽を積んだ。
【調査研究】2014年7月研究代表者田畑は神戸、大阪在住沖縄諸方言保持者を訪問し、内容類型学的立場から沖縄諸方言の格助詞の用法を調査した。2014年9月研究代表者田畑は沖縄県那覇市、名護市において内容類型学からみた沖縄諸方言の格助詞調査をした。2015年1月研究代表者田畑は東京在住沖縄県出身者の言語文法調査をおこない成果をあげた。2015年3月研究代表者田畑、研究協力者松本、金子は沖縄県久米島町および那覇市において、内容類型学かみた沖縄諸方言の調査、特に格助詞、指示詞の調査をして大きな成果をあげた。
【成果発表】研究協力者松本は上記の調査研究の成果の一部を『類型学研究第4号』に「〈国頭語〉のハダカ形主語おぼえがき ―現象文を中心として―」と題して発表した。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2014年7月に神戸、大阪在住沖縄諸方言保持者を訪問し、内容類型学的立場から沖縄諸方言の格助詞の用法を調査し、2014年9月には沖縄県那覇市、名護市において内容類型学からみた沖縄諸方言の表現調査をした。また2015年1月は東京在住沖縄県出身者の方言文法調査をおこない、3月には沖縄県久米島町および那覇市において、内容類型学かみた沖縄諸方言、特に格助詞、指示詞の調査をして大きな成果をあげた。
またこれらの成果を類型学研究会員とも共有し、意見交換をおこなった。
その成果の一部を研究協力者松本が『類型学研究第4号』に「〈国頭語〉のハダカ形主語おぼえがき ―現象文を中心として―」と題して発表した。
2015年4月に行われる中日理論言語学研究会においても、2014年度成果を発表するため、準備している。
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| 今後の研究の推進方策 |
2014年度のまとめをし、データを積み上げ、次年度以降の研究充実をはかっていく。
昨年度は沖縄県本土だけでなく、久米島にも足を運んで調査したが、まだ調査としては不十分である。2015年度は久米島だけでなく他の離島にも調査の足を伸ばし、県本土と離島の言語差異をデータ化するつもりである。
また、沖縄古典籍を内容類型学的立場から再考していく必要もある。そして沖縄諸方言で歌われ、語られる諸歌謡、民話、諺などの口承文芸も研究対象としていく方針である。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
現地調査を優先して、データ集積およびデータ分析を次年度以降にまわしたためである。
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| 次年度使用額の使用計画 |
データ集積およびデータ分析などの収集データの整理をすすめる。
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