研究実績の概要 |
本研究課題最終年度となる2015年度は,8月10日から9月2日まで現地調査を行った。この調査では,本課題における諸問題の解明に資する,多くの資料を得ることができた。それとともに新たな課題も見つかり,今後に活かしていく。 8月調査の資料をふまえ,9月25日から9月27日までトリノ大学(イタリア)で開催された4th European Conference on Cognitive Science/ 10th International Conference on Cognitive Scienceに参加し,シンポジウム「Pear Stories, 40 Years Later」において,"What can be added in a sentence when it is completed? - Evidence from Upper Sorbian Pear stories"という題目で発表をした。この発表により,自己の研究深化を成し遂げることができた。しかしそれだけではなく,本シンポジウムはロシア,アメリカ,フィンランド,日本の4ヶ国12名のチームとして執り行ったことで,学術交流にもつなげることができた。 今後に向けては,NHK出版『テレビでドイツ語』(2016年4月号-9月号)において連載「ドイツに生きるもうひとつの世界 ソルブの世界を訪ねて」を担当している。国民への発信の一環として,本研究で得られた知見ついても触れていく予定である。
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