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2015 年度 実績報告書

大正期の外来語受容―100年前の“グローバリゼーション”という観点から―

研究課題

研究課題/領域番号 25370512
研究機関お茶の水女子大学

研究代表者

高崎 みどり  お茶の水女子大学, その他, 理事・副学長 (60096237)

研究分担者 染谷 裕子  田園調布学園大学, 子ども未来学部, 教授 (00259178)
中里 理子  白百合女子大学, 文学部, 教授 (90313577)
立川 和美  流通経済大学, 社会学部, 教授 (70418888)
星野 祐子  十文字学園女子大学, 人間生活学部, 准教授 (70564110)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード言語生活 / 日本語史 / 表記 / 文体 / 語彙 / 意味
研究実績の概要

本研究は、大正から100年を機に、従来研究の少なかった大正期外来語の実態と、近代語史における位置づけを明らかにすることを目的として遂行してきた。最終年度の平成27年度は、各自の分析結果を報告し合い、成果を公表するための準備と、『中央公論』と『婦人公論』の外来語のデータベースの精緻化と完成が主な活動であった。
具体的に行ったことは、下記のとおりである。9月と3月の2度に渡って報告会を行い、個人の研究の進捗状況を発表し、議論した。その作業を通じて成果を共有し、それぞれの研究にフィードバックさせた。研究成果をまとめた学会や論文での発表内容も報告会で再検討し、改善を行った。3年間の各自の研究成果から全体的な成果を議論し、最終的な方向性を決定した。各自の分担から報告書の目次を設定した。現在、書籍としての刊行に向けて、各自原稿を執筆中である。
〈報告会での発表内容の一部〉「大正期の外来語の定着度―現代語からみた」「広告の外来語」「普通名詞(一般名詞)の外来語(特に男性向けと女性向けの観点の比較」「大正期『中央公論』と『婦人公論』に見られる翻訳型の外来語について」「「という」マーカーから見た外来語」「大正期『婦人公論』にみられる外国地名・人名とその表記―『中央公論』と比較して―」
また、研究代表者高崎みどり指導のもと、研究協力者である石井久美子(お茶の水女子大学院生、昨年10月より お茶の水女子大学助教)が博士論文『大正期『中央公論』の外来語の語彙・表記研究』を提出し、博士号を取得した。平成28年度には、日本語学会2016年度春季大会と第53回表現学会全国大会での研究発表が確定している。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2016 2015

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 中上級の中国人日本語学習者に向けた文学テクストの読解を用いる外来語習得の試み : 夏目漱石『こころ』を活用して2016

    • 著者名/発表者名
      立川和美
    • 雑誌名

      流通経済大学社会学部論叢

      巻: 26(2) ページ: 61-85

  • [学会発表] 大正期における外来語の受容―抽象度の高い外来語の使用に注目して―2015

    • 著者名/発表者名
      星野祐子
    • 学会等名
      お茶の水女子大学国語国文学会大会
    • 発表場所
      お茶の水女子大学
    • 年月日
      2015-12-02

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公開日: 2017-01-06  

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