本研究の目的は、現代標準英語進行形構文現在分詞の語幹がLangacker (1991, 2008)の言うPerfectiveでなければならないという制限があるのは何故かを解き明かすことにあったが、この常識とされてきた制限は、近代ー現代話し言葉の、標準を含む多様で自然な英語においては実は存在しないと考えた方が事実と合致するという結論に至った。その論拠として、Webster (1784)の進行形見解を進行形現象を再考すると多岐に亘る進行形現象を説明する核概念とできること、制限を唱えるPickbourn (1789)の論拠の脆弱性をBeattie (1783)との議論比較等により明らかにした。
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