研究成果の概要 |
本研究では、英語の4つの硬口蓋歯茎阻害音(chip, jet, shipの語頭子音、measureの語中子音)が音節構造上 /tj, dj, sj, zj/ として振る舞うと仮定してその性質を説明した。これによって強勢音節は初頭子音、核、末尾子音ともに3つのスロットを持つとすることができ、Minskのような外来語の音素配列も説明できるようになった。 また、英語の無強勢音節の末尾子音が音節外の要素であると考えられるものを除けば原則として1つであるにもかかわらず、damaskなどの例外がある理由についても考えた。例外はすべて2音節名詞であり、語末音節の無強勢化により生まれる型であると結論づけた。
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