グローバリゼーションの進む中,パブリックスピーキングの重要性が増している。本研究の目的は,日本語によるパブリックスピーキングの特徴を様々な角度から明らかにし,日本語教育への応用についても検討することである。 その結果,日本語パブリックスピーキングには様々なジャンルがあり,それぞれ全体構成や定型表現などの特徴を有していることがわかった。また,他の言語のパブリックスピーキングと比較した結果,文化による差がある可能性があることも明らかになった。昨今,日本語教育でも21世紀型スキルが重視されつつあるが,日本語パブリックスピーキング指導は新しい時代にふさわしいスキルの伸長に寄与するという結論に至った。
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