研究課題
基盤研究(C)
1990年代以後激化した「デカセギ」により生じたトランスナショナルな移動という南米日系人の新たな居住スタイルにより、移民言語としての日本語のあり方も変わりつつある。戦前移民を中心とするブラジルではすでに言語シフトが完了し、戦後移民を中心とするパラグアイでは日本語がまだ生活言語として維持されており、来日後の地域社会における言語生活や日本人住民との関係性、日本語教育の必要性などの点でも両者が異なっていることが明らかとなった。
社会言語学