研究課題
基盤研究(C)
本研究では、第二言語習得理論に基づく「処理指導」というインプット中心の指導法を取り上げ、この指導法を教育現場に効果的に取り入れる方法について検討するために調査を行った。その結果、文法説明の後に、話す練習をしてから聞く練習をする場合でも、聞く練習を先にしてから、話す練習をする場合でも、どちらも同程度の指導の効果があることが分かった。「処理指導」の理論では、文法説明の後に、まず聞く練習をすることが効果があるとされているが、今回の調査ではそのような傾向は見られなかった。
日本語教育