研究課題/領域番号 |
25370628
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
汪 曙東 島根大学, 外国語教育センター, 准教授 (50435046)
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研究分担者 |
岩田 淳 島根大学, 医学部, 教授 (00280438)
DOUGLAS Jarrell 名古屋女子大学, 文学部, 教授 (60226363)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | mobile phone / learning materials / involving students / development / larger readership |
研究概要 |
H25年度9月から10月にかけ、二つ大学(島根大学、名古屋女子大学)の三つのキャンパスで、約300名の学生に対象して「eラーニングコンテンツ開発助手」を募集した。1年生から大学院生まで専攻も異なる22名の学生が応募して来た。22名の応募者を希望によって、エッセイグループ、クイズグループ、技術グループに分かれ、研究プロジェクトの代表による教材開発趣旨について説明会を行った。その後、各グループの学生がそれぞれ自分の得意分野のコンテンツの作成を開始した。教材開発者はオープンソースLMSのMoodleを使って、開発された教材を研究プロジェクトのサイトにアップロードする。教員はサイトにログイン、学生が開発された教材を点検、修正または助言をします。H25年度3月末まで、学生による53本の教材を開発された。教材は英語のエッセイ、英語のエッセイで書かれたことを再現した動画、文法クイズ、語彙クイズ、英語の学習法、TOEIC対策など英語の豆知識、英語のなぞなぞなどになっています。 両大学、三つキャンパスの約350名の学生の携帯電話に向け、教員が開発した教材と共に22名の学生が開発したオリジナルの英語教材を毎週1-2回の頻度で発信した。学生が作成した教材に関して、H26年度4月5日~4月22日まで受信者に対してアンケート調査を実施した。調査結果は83%の受信者は「学生を加えて、e-learningのコンテンツを作成するという考え方」に賛成します。67%の受信者は学生による作成したモバイル英語教材は「先生が作成したコンテンツと同じくらいのレベル」だと考えている。 以上のことで、教材開発において学生を主体とし、教員が指導役、点検役を務める協働による、これまでのeラーニング開発手段を一新し、学習者が開発者の立場になることで、ニーズやレベルに合致したモバイル英語教材の開発ができることを明らかにした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
平成25年度の研究では学習者(受信者)がクイズなどの回答に積極的ではなかったが、教材作成にかかわった22名の学生は質がよい、テーマが豊富なモバイル英語学習教材の作成ができた。以上より、研究計画全体としてはおおむね順調に進展していると判断した。
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今後の研究の推進方策 |
H25年度学生と教員協働で作成したコンテンツを分類し、さらに既存と新規の受信者から学習素材を募集し、教員による加工を加え、モバイル英語学習教材のデータベースに充実。データベースを利用し、スマートフォンでインストールできる英語短文読解を中心としたアプリの開発を着手する。
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次年度の研究費の使用計画 |
研究代表も、研究分担者も、学生アルバイトの作業時間は予定より少なく、当初計画した額よりすくない謝金を払った。また、研究代表者は海外発表の旅費も予定より少し安かった。 H26年度から前年度の繰り越し金を携帯電話向けのアプリ開発費に充実。
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