研究課題/領域番号 |
25370644
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研究機関 | 長崎県立大学 |
研究代表者 |
上村 俊彦 長崎県立大学, 国際情報学部, 教授 (50176640)
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研究分担者 |
雪丸 尚美 北九州市立大学, 外国語学部, 准教授 (10593337)
唐津 理恵 長崎県立大学, 国際情報学部, 准教授 (60458114)
山内 ひさ子 長崎県立大学, 国際情報学部, 教授 (70200582) [辞退]
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | CEFR / 多読用英語リーダー / 新JACET8000 |
研究実績の概要 |
英米大規模コーパス、多読用英語リーダー(GR)の英文テキストデータ等から各種語彙リストを作成し、既存の英語高頻度語リストとの比較検討、大学レベルの英語教育や日本人大学生の英語力に関する論文等の先行研究の検証、英語学習者の発信技能を評価する指標に関する研究をおこなった。 GRを電子ファイル化して出現頻度の高いGR使用語彙や文法事項を抽出し、ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)関連リソース・データを利用して、日本人英語学習者の英語習熟度を計る評価基準の策定を目標とした。本プロジェクト最終年に本研究プロジェクト研究代表が参加した新JACET8000の候補語が確定した。日本人英語学習者の発信語彙については、2年間で集約した高頻度語と新JACET8000とを比較検討したところ、新JACET8000の頻度上位3000語(JACET3000)と高い相関が認められたため、JACET3000を発信語彙とすることが妥当であるという見解に至った。(『大学英語教育学会基本語リスト』pp.44-46、上村(2015)参照) 日本人大学生の自律的な英語学習を促進する手段の一つとして、多読活動の効果について調査し、英語発信技能の育成の可能性を探究した。少人数の学生協力者を対象に英語多読を実施し、質問紙及び聞き取りによる調査ならびに各種テストを実施した。(雪丸) 本プロジェクトでは、1)多読用英語リーダーの電子ファイル化、2)ETSのCriterionを用いて、長崎県立大学の担当授業「コースゼミナールA」の受講者の英文ライティングの検証をおこなうとともに、研究論文を3本執筆した。(唐津) 研究2年目から3年目にかけて、英語スピーキング試験 Oral Proficiency Interview by Computer、英語学習履歴とTOEICテストとの関係を調べ、学生の英語力の伸びについて考察した。(山内)
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