本研究では,モバイル世代向けに,本質的な双方向型授業と授業外の主体的学修を目指すための実践的スマートデバイス活用法を一提案する。また,提案手法の評価とその効果は,韓国語検定試験の聞取り対策授業での実践活用を通して調べる。なお,本研究では韓国語検を題材にして本質的な双方向型授業と授業外の主体的学修,すなわち能動的学修を目指す教材の構成・実装を行っているが,教育内容と方法の工夫によって,他教科にも適用可能なものである。したがって,提案手法は,大学を含め,ネットワーク環境と学習管理サーバの設備が十分に整ってない小中高の学校でも能動的学修が容易に展開できることも大いに期待できる。
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