リメディアル教育では,中高の復習はほぼ効果をあげないことを解明した。できない学生が発生する原因は,自己肯定感が低くなったことが原因で,そのような学習者は,努力すれば,成長するという努力帰属意識から,能力が無いから自分はダメであるという負の能力帰属意識を持つ。この負の意識を変える方法では,教員と教材の要因がある。前者としては,マズローの所属の欲求を協同学習で満たすことが重要である。後者では,学習を通して成長しようという意識が薄い学生を前向きにするためには,学習が「おもしろい」と思わせることが不可欠。おもしろいと思わないと,知識を意欲的に内在化しようとしない。おもしろいと感じさせる教材を作成した。
|