研究課題/領域番号 |
25370651
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研究機関 | 拓殖大学 |
研究代表者 |
小林 孝郎 拓殖大学, 外国語学部, 教授 (60328010)
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研究分担者 |
PEYRON Bruno 上智大学, 文学部, 准教授 (50296901)
チェリー ドナルド 広島国際大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (40412340)
FREDERIC Andres 国立情報学研究所, 大学共同利用機関等の部局等, 准教授 (90332155)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | CALL / e-Leaning / Webアプリケーション / 自律学習 / 反転授業 |
研究実績の概要 |
『Self Learning Surface』では、学習者が「自身の課題を自らの力で検証し深化する」ことを時間と場所を問わず、インタラクティブで再現性を重視した復習ツールを通して行うということを目指し、『Wall e-Learning』(平成22-23年度、科研費挑戦的萌芽研究22652058(代表者Bruno Peyron))において開発したプラットフォームのタッチパネルディバイス『i-Table』からAndroidデバイスへの移植を試みようとしていたが、この間急速に普及したiPhoneも含めたスマートフォンとタブレット式のスペックから容易にプラットフォームへ移動するためには、Webアプリケーション化が効果的であることが明らかであることから、研究ステップをさらに進めて、『i-Table』で用いられた学習プログラムとシステムのWebアプリケーション化に踏み切ることにした。 そのため、平成26年度内は、『Self-Learning Surface』のWebソフトウェア開発に取り組んだ。現在同ソフトウェアには、学生用機能/教員用機能/管理者用機能/練習作成機能の4機能が組み込まれている。学習者は、学生用機能から練習選択画面に移動して、担当教員が用意した反転授業用、復習用教材にアクセスすることが可能となっている。本研究の具体的な進行としてはこれまでのところ、10種類の練習形式をそれぞれ独立したブロックとして基本的構築を終えたところである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
初年度前半に予定されていたソフトウェア開発が、ITディベロッパーとの協力関係の解消によって遅れを生じていたが、同後半に予定していたデータベース構成と、前年度に予定していたバージョンアップ作業が順調に推移したことで、データベース構成の若干の遅滞というレベルまでリカバーできており、今年度の計画としている実用化に支障はないペースである。
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今後の研究の推進方策 |
(今後の推進方策) 1)ソフトウェア・コンテンツとそれに伴うデータベース構成の充実 2)実用化へ向けた研究分担者との連携強化 3)試験的公開とエバリュエーションによる部分修正 4)公開と研究成果の総括
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次年度使用額が生じた理由 |
本研究におけるコンテンツ作成作業の当該年度中終了を予定していたが、『Self Learning Surface』のプラットフォームのWebアプリケーション化にともなってコンテンツ項目の配置入力とデータベースの強化が遅れているため。
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次年度使用額の使用計画 |
Webアプリケーションのコンテンツ編成作業による実用化が使用計画の中心となる。この作業に関わる人件費の支出を予定している。また、年度後期には、試験的公開に要する費用も見積もっている。また試験的公開後のエバリュエーションによって、ソフトウェアの修正のため、ディベロッパーへの発注費用も予定している。
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