本研究の結果、(1) クリティカル・リーディングを読みの目的として説明文を読んだ学習者は、英文の内容をより深く正確に理解し、書かれた内容に対する自分の意見を構築するための読み方を強く認識して読むこと、(2) 評価発問に加えて推論発問を与えれば、事実発問を用いなくても事実情報の理解が進み、深い読みとクリティカル・リーディングの両方が可能になること、(3)事実発問と推論発問によりテキストの深い読みを促した後、評価発問への答えを意見文として記述させる指導により、学習者の論理的思考を中心とした批判的思考力の向上に効果があることがわかった。
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