日本の医学・薬学部が実施している海外研修の実態、有効性と課題の検証、効果的な海外研修事前教育プログラムの構築、そして発信型、実践型の新しい研修プログラムの構築が本研究の目的である。神戸薬科大学が実施するボストン「海外薬学研修」に同行し、現地での実態調査を行い、学生の英語理解を困難にする要因を分析した。学生による日本の薬学教育を紹介するプレゼンテーションや現地薬局取材など発信型の研修プログラムを構築・実践した。日本からの短期海外研修で学生は何を学び、その学びをどうすれば最大限引き出すことができるのか、またどのような能動的な研修プログラムが可能なのかについて検証することができた。
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