人工内耳利用者を含む聴覚障害者を対象に、英語の音調核認識および発話を記録することで音韻獲得の状況について調査を行った。先行研究では日本国内におけるデータが中心であったが、本研究では、英語が母国語や日常語となっている聴覚障害者を対象に調査をするため、ニュージーランドの聾教育機関(Kelston Deaf Education Centre)を訪問し、データ収集を行った。情報保障のためにパソコンに体感音響システムを接続して利用することは、英語を外国語として学習する者のみならず、母語話者にとっても効果をもたらすことが検証された。
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