研究課題/領域番号 |
25370686
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研究機関 | 宇部工業高等専門学校 |
研究代表者 |
南 優次 宇部工業高等専門学校, 一般科, 准教授 (40249850)
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研究分担者 |
福地 賢治 宇部工業高等専門学校, 物質工学科, 教授 (00117235)
吉田 政司 宇部工業高等専門学校, 機械工学科, 教授 (10370024)
田川 晋也 宇部工業高等専門学校, 経営情報学科, 准教授 (40435459)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 環境保全 / 水都 / 国際交流 / アムール川 / オノン川 / 標準化 |
研究実績の概要 |
田川科研分担者は、ISATE2015の会議で、「The Recent Effort of Global Human Resources Development」という題目で、国際交流による宇部高専の人材育成について発表をした。その際、分析視点として、(1)地政学、(2)自治体交流、(3)地理的利便性、(4)費用に言及した。また、「海外研修におけるトラブル事例及びその対処について」という題目で、本校主催のシンポジウムで、リスク管理について発表した。特に、アムール川の洪水によって水位が9m近く上昇したことは、環境保全技術者育成教材を作成するにあたって、アムール川の洪水によって、ゆっくりと水位が9m近くまで上昇したことは、新たな課題をつきつけられた思いがした。 9月に、南科研代表者と福地科研分担者2名で、アムール川源流のモンゴルオノン川と、ウランバートル市内を流れるセルべ川の実地調査を行った。また、モンゴル科学技術大学(MUST)日本語学科で、国際交流担当の加茂先生と意見交換もでき、来年の調査について議論した。それをもとに、iGNITE2016の会議で、「Development of environmental education concerned water in northeast Asia, Mongolia and far-east Russia along the Amur river」という題目で、福地分担者が発表した。 また、プサンの北港及び金融センター完成を黄先生と確認し、海洋首都釜山のハード及びソフト対策の実地調査を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
環境保全に関する英語教材作成を目的として、資料が揃いつつある。これまでの科研活動をもとに実施された、田川分担者によるISATEでの発表(英文)、交流学生の派遣と受け入れプログラム、福地先生のiGNITEでの発表(英文)を基に、構成案の作成が可能である。川についても、アムール川、オノン川、セルべ川、清渓川等の資料が利用可能である。また、原稿を依頼する作業を行うにあたり、これまでの科研活動を支えた教授陣に協力を得られると考える。 本科研遂行の3年間に、海の汚染が深刻化して、より問題点が絞られてきている。環境保全教育のための英文教材作成に当たり、標準化構想がシステム化できる状況が生まれつつある。No Fracking, Rejection of Fossil-Fuel Fired electricity, Green electricityが今後50年間に重要な単語となりそうである。
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今後の研究の推進方策 |
田川分担者による国際交流に関する英文原稿、福地分担者によるオノン川、セルべ川及び水に関する英文原稿、過去の学生の交流報告原稿、学生の英語による研究発表会プログラム等をまず最大限活用する。教材作成に関して、環境保全に関するコミュニケーションを英語でとれるように、構成に配慮していく。海の汚染は深刻化しているが、川の保全に関しては、世界的なネットワークが形成されている。川の保全に関するモデル構築は可能と考えられる。これは、標準化につながるので、取り組む必要がある。また、釜山の21世紀構想は、環境第一主義の水都構想を持つので、黄先生と協力して、原稿を作成する。また、黄先生は、ケニヤの原発の保守管理責任者でもあるので、グローバルな視野を、原稿に反映させる予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
本科研最終年度になるので、今年度は、過去3年間の調査研究及び国際交流報告を教材原稿にまとめる作業を実施するのに必要である。また、東北アジア流域の環境保全が、アムール川源流のオノン川環境保全により完結すること、及びウランバートル市内の水環境保全にセルべ川が果たす役割をわかりやすく記述するために、南科研代表と、福地分担者が現地に行って、加茂MUST研究者の協力のもと、資料収集するために必要である。今年度後半では、環境第一主義宣言を今世紀の重要課題として取り上げて、海洋首都としての責任を果たそうとしている釜山広域市の都市開発が、東北アジア流域全体の開発に責任を持つ技術者集団にとって、重要な概念を提供していることをわかりやすく記述するために、黄DIT研究者のもとで、本科研研究者全員で話し合う場を釜山で開催するために必要である。
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次年度使用額の使用計画 |
現段階で、南代表及び福地分担者は、学会で科研について発表する予定である。その旅費として使用する。また、南代表と福地分担者は、9月8日から20日まで、釜山経由でモンゴルに行き、加茂MUST研究者と調査研究する予定である。その旅費及び諸必要経費として使用する。 また、本校留学生や、各国の国際交流室員に原稿を依頼する。その原稿料として使用する。最終的に、環境第一主義を宣言している釜山で、黄DIT研究者及び科研研究者の間で、集まった原稿を中心に、環境保全技術者の共通の話題を報告できるような教材を作成するために、意見交換をする。その旅費及び諸必要経費として使用する。また、科研報告書作成費用として、使用する。
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