英語学習タスクではしばしばタスク前に計画時間が与えられるが、それがペアの会話パタンに与える影響については十分に理解されていない。本研究では、ディスカッション形式のスピーキングタスクにおいて、計画時間が会話パタンに与える影響について検証を行った。また、海外留学の前後の2回実施し、異なる習熟度における会話パタンについても検証を行った。 その結果、計画時間を与えることで話者がモノローグスタイルを取るようになり、本来の目的であるインタラクション能力を十分に測ることができないことがわかった。また、留学前後で第二言語スピーキング運用力の改善が見られたにもかかわらず、会話パタンの変化は見られなかった。
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