本研究は、英語多読学習の評価に焦点をあて、Edinburgh Project on Extensive Reading Placement/Progress Test(EPER PPT)を言語テストの3条件である信頼性・妥当性・実用性を中心に分析した。 その結果、EPER PPTスコアには併存的妥当性と高い信頼性が認められた。EPER PPTには受験生の能力を十分に弁別できない不適合項目が存在したが、これらの項目を削除しても同様の高い信頼性が維持できた。さらに、多読指導実施者に対して多読評価に関するアンケートを実施し、多読学習効果を測定するためのテストへの要望を明らかにした。
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