研究課題
基盤研究(C)
本研究は、17世紀日本における可視的な儒教の諸形式、とりわけ孔子廟および儒教儀礼の再生産についての考究を通して、儒教という汎地域的な文化の形成過程を明らかにするものである。具体的には、諸大名による儒教の諸形式の再生産が、日本特有の要因により、日本の儒教では公共の可視的な構築物・衣服・儀式が強調される結果となり、中国の儒教と異なるものとなったという現象を、各地の文書館等が所蔵する一次史料により解明した。
中国文献学、東アジア文化史