研究課題
基盤研究(C)
本研究では、幕末期長州藩における軍事科学的洋学の受容と実践に様相について、造兵というハード面から研究を進めた。具体的には、洋式軍艦建造に関する長州藩の政策決定過程、洋式造船に関する長州藩の知識・技術の習得過程、洋式軍艦「丙辰丸」の建造過程、その後の活用の実態などを解明するとともに、洋式海軍の建設に中心的な役割を果たした松島剛蔵に焦点を当て、剛蔵の洋学知識の実践、政治的活動、及び人的ネットワークなどについて明らかにした。
洋学史